都内の主要都市のエリア状況を整理する①
こんにちは。ベースポイントのさだです。
今回は「エリアとオフィス」の関係を考えていきたいと思います。
虎ノ門は弁護士事務所、日本橋兜町は金融街と呼ばれ金融関係の会社が集まり、最近では渋谷にはITベンチャーが集まるなど、エリアによって集まる企業に特性があります。この傾向は今なお続いているのかを考えていきたいと思います。
東京丸の内・大手町・有楽町
東京駅を中心としたビジネスの中心としての存在感は健在の東京近郊。アクセスや交通の利便性、集客力の高さから大手企業を中心に営業拠点や本社拠点として活用している企業も多いです。金融機関や外資系企業の拠点が多いのも特徴の1つ。さらに再開発も進んでおり、老朽化したビルは開発が進んでいます。
神田・秋葉原
神田は東京駅からも近く、交通利便性が高いにも関わらず、その割には賃料が安く、支店や関連会社のオフィスとしての利用が目立つ場所でもあります。
秋葉原は「アキバ」という言葉が先行し、ビジネス街というよりは「オタクの街」「電気街」という言葉の方が浸透していますが、IT系企業なども多く、ビジネスとしても賑わっている街です。
虎ノ門・霞ヶ関
虎ノ門ヒルズがオープンするなど、街全体が様変わりしてきたエリアです。虎ノ門や霞ヶ関には政府関連の施設や拠点も多く、官公庁関連や海運業界、その他外資系企業などの利用は今なお多いです。
特に虎ノ門は2014年5月に国家戦略特別区域の指定を受けた東京9区のなかでも、先行してプロジェクトの具体化が進んでいます。
また、ドラゴン桜で弁護士が、「弁護士の最高ステイタスの虎ノ門に事務所を建てたい!」と言っていました。これは霞ヶ関に裁判所がある為、かなりの数の弁護士事務所があることから言われています。
九段下・飯田橋・神保町
九段下は出版関連の町として有名です。また神保町は古本屋街として有名な場所です。学校もあり、ビルも新設され、人が溢れる町になっています。
街の文化とオフィス拠点は連動する
今回は東京駅を中心した周辺の拠点をみていきましたが、ご覧いただくとわかるとおり、街の文化と企業業種は連動していることがわかります。
これは過去に情報収集の側面から、インターネットが発達していない時代はとにかく足で情報を集めることが前提だったことが大きく影響しています。
政府や行政の影響を受けやすい業種であれば当然政府に近いところ、株などの金融関連企業は証券取引所に近いところ、弁護士は裁判所に近いところなど、国の機関と連動した業種が集まっており、それがステータスにもなっていたのです。
次回は渋谷・池袋・新宿エリアをみていきたいと思います。
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