あなたのオフィスは、働いているとどんな気分になりますか?
「なんか今日はいつも以上に調子がいいぞ」
普段と何も変わらないのに、アイデアが色々湧いてきたり、仕事が効率的にどんどん片付いたり、そんな経験はありませんか?
実はこの現象は、働く場所やオフィスが影響している可能性があります。例えば、いつもと違って、今日はカフェで仕事をしていると、仕事が捗るというのも、この典型です。
オフィスが持つ機能、審美性とは?
オフィスには、『審美的機能(Aesthetic functions)』が備わっています。審美性とは、人工物の感覚的な経験を指し、特定の感覚的経験を促進する機能があります。
少し難しい表現をしていますが、簡単にいえば、
その場にいることで生まれる感情や感覚を促す
ということです。
例えば、落ち着くオフィスとして、こんなオフィスがあります。
スマートニュース株式会社のエンジニアが落ち着くオフィス
出典:エンジニアが落ち着く「質実剛健」なクリエイティブオフィス_ヴィス
逆に活発なオフィスとして、アマナグループ T2オフィスが紹介されていました。
アマナグループ T2オフィス
仕事空間であるオフィスはその場のレイアウトや雰囲気で、働き手のモチベーションや気持ちをデザインすることが可能なのです。
一般的には、オフィスのデザインによって、下記のように分類できると言われています。
興奮(excitement)な環境 = 高い複雑性や非対称性、無秩序
落ち着く(calming)環境 = 低い複雑性、対称性、秩序
オフィスの活用が機能面から、感情面の機能も求められるようになってきているのです。
オフィス選びに感情的要素が増えている
さらに、こんな面白い記事もあります。
最近の調査で特徴的だったのは、従来のスペック情報で選ばせるサイトに交じって、スペックとは無関係に「感情で選ばせる」仲介サイトが上位に食い込んできているという点です。
この「感情で選ばせる」仲介サイトというのは、スペックの代わりに「天井が高い」とか「倉庫っぽい」とか「ビューが素晴らしい」など、いかにステキか?というポイントから物件を紹介しているものです。
引用:ビル再生100の物語_82 オフィスも感情で選ばれる_ValueRaise
今までは「駅からの近さ・遠さ」「坪単価」が選ぶ上での基準でした。(今でもこの要素は不可欠ですが)
しかし、この2大要素に加え、オフィスの雰囲気、引いて言えば「どんな感情・気分になるのか」もオフィス選びの視点になってきているのです。
あなたのオフィスは働いていて、どんな気持ちになりますか?
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